DVD shopping in USA

アメリカに行ってきたので、かの地での音源販売情報などを書いてみます。といっても現在興味があるDVDしかチェックしていないのですが。アメリカにはプログレ専門店はバルチモアに一軒あるだけで、メジャー系以外のプログレ作品はみなさん通販か多数の出店があるフェスティバル会場で入手しています。シリコンバレーにはオタクな方が多いようで、ローカルで大きなレコード店には本棚3本くらいのプログレコーナーがあってヨーロッパのマイナーなプログレCDが在庫されていたりもします。でも今回行ったのはラス・ベガスで、探したわけじゃないですがそういったお店は望むべくもないだろうと思い、各種のチェーンストアに行ってきました。DVDだとメジャーなもので欲しいものがまだ沢山あるからそれなりの収穫が期待できそうでした。アメリカでのDVDの標準的な価格は、30分程度のクリップ集や廉価版が15ドル、普通のライブが20ドル、イギリスからの輸入盤(NTSC)が25ドル、といったところです。これにラス・ベガスでは消費税が7.5%加算されます。

大手CD店チェーン

在庫が群を抜いて豊富だったのは3㎞ほど郊外にあるタワーでした。主要なメジャー系アーティストの他、輸入盤であるクラシック・ロック・シリーズやGong, Steve Hakette, Mostoly Autumn, Pendragon, CANなんかもありました。でも、後で買えそうなものばかりだし、価格もアメリカの普通なのでパス。3-5ドル安い新譜のバーゲン品もありましたが、欲しいものはなし。ショッピングセンターのフォーラム内にあるヴァージンは、35%OFFセールのため、めぼしい在庫は売れてしまった後のようで売り場も半分くらいに縮小していました。それでも割引で平均10ドル程度になるので、ドアーズやムーディー・ブルースなどを3枚買いました。フォーラムはブランド品店が多く、単価の安いCD店はミスマッチに見えます。撤退するのかも。

中小CDディスカウンター

ショッピングセンターのラスベガス・アウトレット・センター内にあるCDチェーンMusic 4 Lessは、15ドル程度の安いDVDもあったのでボウイやピーター・ガブリエルなど3枚を買いました。ブルーバード内のCDチェーンw.h.r.が出店していましたが、めぼしいものはないし、価格も普通。

一般のチェーンストア

家電チェーン最大手のBest Buyは売り場面積の半分をCD/DVDソフトに割り当てていて在庫がそこそこあり安いため、Roxy MusicPink Floydなど8枚を購入。廉価盤13ドル、普通盤17-18ドル程度。ここが一番の収穫でした。アメリカの石丸電気か? PC販売チェーンのCompu USAは音楽DVDの在庫は少なかったけど、Doorsの映画が2枚組10ドルだったので購入。その他、雑貨ディスカウントチェーンのWall MartでもCD/DVDを売っていましたが音楽DVDコーナーはなし。同業にK MartやTargetがありますが、こちらはチェックしていません。

ねらい目は家電店?

期待していたタワーは価格面での魅力がなくてがっかりでしたが、家電店Best Buyが穴場であることを発見しました。仕事の関係で、各種のチェーンストアに行ってみたのですが、思わぬ成果でした。同業の家電チェーンであるFry's Electronicsや Circuit City は未チェックですので、どなたか行かれたらレポートしてください。

リージョン1のDVD

買ってきた15枚のうち、リージョン1という表記があるのはピーター・ガブリエルなど4枚でした。3年ほど前は約半数がリージョン1でしたからオールリージョンのものが増えています。音楽DVD全体のオール・リージョン化が進んでいる一方、クリムゾンやガブリエルなど少数が意識的にリージョンを付けているように見えます。もっとも、どんなリージョンでも再生できるプレーヤーの入手が容易になっている日本では、リージョン・コードそのものが無意味になっているようにも思えますが。ちなみに、たまにリージョン1表記があってもオール・リージョンのDVDもあります。日本で買ったDoors - Soundstage Performancesアメリカ盤がそうでした。