12/12 創作舞台『水の縄、煙の巡り』

山梨釈迦堂で遭遇した水煙土器の渦巻きデザインに触発されまして、音楽とダンスと光と闇で、舞台を創作いたします。
師走のお忙しい時期とは存じますが、ぜひお越し頂ければ幸いです。(岡佐和香)
 
2009年12月12日(土)
創作舞台『水の縄、煙の巡り』 http://www.sawaka.info/news/2009/12/20091212.html

主催:Studio Sou 後援:POSEIDON
会場:マスミアートスペース MURO(大塚)http://www.masumi-j.com/index.html(地図有)
JR大塚駅北口徒歩7分  都立文京高校斜め前/巣鴨新田入口信号角

  • OPEN:14:00/18:30
  • START:14:30/19:00
  • ご予約:3,000円 当日:3,500円
  • 定員:各回30名
  • 問・ご予約:info@sawaka.info /080-3667-0813

 
岡佐和香(舞踏)SAWAKA OKA http://www.sawaka.info/
大野一雄との出会いから舞踏の世界で研鑽を積み、芝居、生け花から剣舞まで、様々なスタイルを融合させて独自の世界観を持つダンスを踊る。即興やライヴ・ミュージックに鋭敏な感覚で呼応し、ジャンルを超えたイベントにも積極的に取り組んでいる。
 
KONTA (S.Sax.) http://konta-ism.net/
'84年にバービーボーイズのヴォーカル兼サックスとしてデビュー。'92年解散後にソロ活動を開始し、多くのアルバム、シングルをリリースしている。現在は、ほぼ毎月1回行っている弾き語りによるソロライブを中心に、僕らのしぜんの冒険、TRIVANDRUMなどで活躍。音楽はもとより、俳優としても舞台、テレビ、映画などに出演、CMやドキュメンタリーなどのナレーター役としても人気を集める。
 
前回のソロ公演から1年半、ここまで新たな人との出会い、舞台との出会いがありました。
今年だけでも、越前今立の岡太・大瀧神社での紙の神様への奉納舞に始まり、
韓国、越後、チェコなどへ国内外を旅しながら舞って参りました。
その合間に、天川や高野山、飛鳥そして伊那や諏訪を旅しました。
 
そんな中、引き寄せられるように出遭ったのが、水煙土器です。
今年の四月下旬、梅に桃に桜の花満開の中、私の生まれた長野へ、知人が企画する縄文の風を感じる諏訪ツアーに参加したときのことです。
釈迦堂パーキング近くの博物館にたまたま立ち寄ることになったのですが、渦を巻く美しい水煙土器を目の前に、身動きがとれなくなってしまいました。
 
私の体の中で渦を巻くような流れが生まれたように感じました。
そしてリズムが、命の鼓動が、私の体に響いてきました。
それは、衝撃のようなものでした。
 
水煙土器は、山梨から八ヶ岳にかけて出土されています。
長野の南で生まれた私の体には、もしかしたらどんぐりや植物や肉や魚を煮込んだ水煙土器を囲んで、食事をし、音楽やダンスを楽しんだ遠い記憶が刻まれているのかもしれません。
 
この美しい土器が私に伝えてくれる響きを表現したい。
と、血が騒いでしまったことが、今回の創作の旅のきっかけとなりました。
今回は音楽をサックスのKONTAさんにお力を頂き、旅をスタートいたします。
舞踏がお好きな方と知り、舞踏について、表現することについて、セッションそしてお話を通して、深い対話をさせていただいてまいりました。
そして光と闇を、前作に引き続き、照明の岡田淳さんにご担当いただきます。
前回も大変素晴らしい光と闇を照らしてくださった岡田さんは、実は遠いご先祖が長野出身だということで・・・、
ご縁を感じております。
 
折しも鍋の季節・・・。
残念ながら鍋はお出しできませんが、焚き火を取り囲んだ団欒のひとときのような、あたたかい舞台となれば幸いです。
ご来場、心よりお待ち申し上げております。(岡佐和香)
公式ウェブサイト http://www.sawaka.info
アメブロ http://ameblo.jp/sawaka-oka/