2006年最大のシンフォ話題作「夢中夢」

関西の夢中夢は、近年稀なスケールの大きなシンフォニックロック作品に仕上がったデビュー作を先月発表した。このCDは、聴くに絶え得るシンフォニックロック作品が皆無である現在において、やはりシンフォ絶望時代であった80年代のハンガリーソラリスの孤高の名作「火星年代記」に比類し得る、世界レベルの名作だと思う。
CD: 夢中夢 - same title ギューンカセット CD95-32 \2,100(税込)

ワールドディスクの解説 http://www.marquee.co.jp/world_disque/d.w.frameset.html
ベルゼバブこと依田涼太(el-g)を中心に、女性vo、kbd、dr、vlnの5人編成(+ゲスト)にて、耽美かつダーク、そして壮大なスケールの、スロー・コア+ゴシック/クラシカル・シンフォニック的サウンドを構築しています。どちらかといえば近年のWorld's End Girlfriendあたりを思わせる、退廃ムードの中にも、ミニマル、メタル、クラシカルの要素をダイナミックに織り込んだ音像は日本ならではのポスト・ロック的叙情味すら感じさせる非常に魅力的なもの。オペラティックな女性ヴォーカルも印象的でプログレッシヴ・リスナーにもアピールする仕上がり。注目のデビュー作!