Spock's Beardのキーボード奏者のソロユニットがワールドツアーの一環で日本にも来る

マルチ・キーボーディストである「奥本亮」、あるいは「Ryo Okumoto」の名を知る人は多い。1980年という日本ロック界においてはまだまだ草創の頃にロンドンのエアースタジオでレコーディングされた「ソリッド・ゴールド」、そしてスティーブ・ルカサー、ジェフ・ポーカロといった、当時全盛を誇ったスーパー・グループ「TOTO」のメンバーと共に作り上げたセカンド・アルバム「Makin'Rock」は日本のロック・ファンの度肝を抜いたものだ。

その後アメリカのポピュラー音楽シーンに深く根ざし、世界的スーパースター達との共演を数多くこなして来ているが、その一例を挙げるならばフィル・コリンズ、エリック・クラプトン、アレサ・フランクリン、バリー・ホワイト、エリック・バートン &アニマルズ、ピーボ・ブライソン、ロバータ・フラックと、その錚々たる顔ぶれはまさにアメリカ音楽の殿堂を目の当たりにするようである。

95 年からは現在アメリカを代表するまでに成長したミクスチャー・ロックの雄、「Spock's Beard（スポックス・ビアード）」のキーボーディストとしてアメリカのみならずヨーロッパ各国で絶大な人気を獲得し、そして並行してかのナタリー・コールのツアー・キーボーディストとして日本を含む世界中のジャズ・ファンを魅了しつづけている。

そして今年、このスーパー・キーボーディスト「Ryo Okumoto」がソロとして自身のバンドを引き連れて世界ツアーを敢行する。バンド・メンバーは、「Spock's Beard」の盟友、「Alan Morse（アラン・モース）」（G)、日本のフュージョン界の新星「Vale Tudo（ヴァーリトゥード)」の立役者「村上聖」（B)、そしてR&B界のディーヴァ「Chaka Khan（チャカ・カーン）」のバンド・クルーとして活躍する「Chad Wright（チャド・ライト）」（Ds)である。この顔ぶれを見ても奥本亮の音楽性の幅広さが判ろうというものだ。これまでのライブでもへヴィーなパワー・チューンから透き通るようなバラードまで痛快なドライブ感と緻密に構成されたアンサンブルで会場を沸かせてきたが、今回のワールド・ツアー2004 ではついに「Spock's Beard」の壮大な組曲も演奏するという。奥本亮の80年代のサウンドに心酔した人も、またRyo Okumotoのミクスチャー・ロックや最先端ジャズ・フュージョンを体験したい人も是非ともその目で、耳で、味わい、そして体感せずにはいられない衝撃のライブとなるだろう。

ツアーメンバー：

奥本亮（Key)
Alan Morse（アラン・モース）（G)
村上聖（B)
Chad Wright（チャド・ライト）（Ds)

RYO OKUMOTO WORLD TOUR 　"COMING THROUGH" 2004　　日本ツアー日程

12.15 (水) [神奈川]MOTION BLUE YOKOHAMA www.motionblue.co.jp
12.16 (木) [東京]Livehall CROSSROAD「TOHO MUSIC FESTIVAL」
12.17 (金) [岡山]MO:GLA www.mo-gla.com/home.html
12.18 (土) [倉敷]COOKIE JAR ww.posh98.co.jp/cookiejar/
12.19 (日) [大阪]Flamingo the Arusha www.flmg.net
12.20 (月) [神戸]T2楽屋 www.h5.dion.ne.jp/%7Eya_kobe/
12.21 (火) [京都]Live Spot RAG 「Ryo Okumoto vs.SIXNORTH」 www.ragnet.co.jp/ls_top.html
12.22 (水) [三重]鳥羽展望台 Vista Mare (奥本亮 piano solo) www.toba-tenboudai.com
12.23 (木) [千葉]TRICKEYE 君津 www.members.jcom.home.ne.jp/trickeye/
詳細　http://ryookumoto.com/japanese/live-r.html
総合問合：　（株）フィルイン　03(3440)2387 　info@musicsense.net

奥本亮は、キーボードマガジン11/28売り号の「名手の横顔」で取り上げられる予定。
Spock's Beardの最新CDは2005年1月、奥本亮のライブDVDは2004年11月、各発売予定。
オフィシャルサイト　http://ryookumoto.com